FXの話題

勝率に騙されるな!! 本当に使えるモノの見分け方

はじめに

今回は多くの方が勘違いしているであろう勝率に焦点を当てて話していこうと思います。

これから話す内容を読めば、
「そのインジケーター、EAが本当に良いものなのか」を見分けることができるようになります。

「どのようなEA,ロジックが本当にいいものなのか」「ほかのブログで運用実績をのせているEAやロジックは一見すごそうだが、本当に良いものなのか?」を判断するための方法を紹介していきます。

FXにおける勝率

結論から言うとFXのロジックやEAの良し悪しは勝率のみでは分かりません。

なぜなら勝率90%のEAなど簡単に作れるからです。
下の画像は私が3分で作ったEAの、バックテストの結果です。

勝率を見るとなんと89.37%!!!
とまあ勘のいい方ならおきづきかと思いますが、下に損益グラフを添付します。

こんな感じで負けます、ちなみに条件は

1:適当な時に売りでエントリー
2:3pipsで利確
3:30pipsで損切

これだけで勝率90%のEAが出来上がります。が負けます。

何が言いたいかというと、利確損切をこのように設定するだけで勝率の高いEAは作れるので、「勝率90%の超ド級EA!!」とかいう謳い文句のEAはそれだけでは信用できないので注意です。もちろん勝率90%で勝てるEAなら文句はないので、勝率をうたい文句にしている人は詐欺師だと言っているわけではありません。

個人的にEAが使えるかどうかを単純に見分けるために見るといい部分はは
1:PF(プロフィットファクター)
2:取引回数
3:勝率
です。あえて四つ目を挙げるとしたら最大ドローダウンですが、とりあえずはこの三つです。

プロフィットファクターは単純に1を上回っていれば得をしているので一目瞭然ですね。
しかし、取引回数が5回など少なければ、信用できません。そこで、ある程度の取引回数が必要なわけですね。
かといって勝率が悪すぎたら、使い勝手が悪いです。いくら勝てるEAだとしても、運用し初めのころに5連敗されたら困ります。

なので理想は、プロフィットファクターが高くて、取引回数が多くて、勝率が高いものですね。当たり前といえばそうですが。

EAやロジックは勝率だけでは判断できないので気を付けてください。

どれくらい取引回数が多ければ信用できるの?ということについては次の章で語ります。

バイナリーオプションにおける勝率

バイナリーオプションはFXよりも単純で、大事なのは二つ

1:勝率
2:取引回数

です。
バイナリーオプションはFXと違って利確損切などは無く、勝つか負けるかの二択(バイナリー)の勝負なので、大事なのはとにかく勝率です。

しかし、勝率が高ければいいロジックだ!!!!と言いたいところですが、実はそうとも言い切れません。たとえば、5戦やって4勝したときの成績は勝率80%ですが、取引回数が少なすぎて、本当に良い物なのかを判断できません。
50戦やって10勝しかできないロジックがたまたま最初に4勝しただけかもしれません。

反対に、「1000戦中800勝したロジックの勝率80%」なら、信頼できるような気がしますよね。

勝率80%という数字は、何回取引した結果なら信頼できるのか、具体的に知れたら便利ですよね?
次の章ではその方法を紹介します。

信頼できる取引回数を確かめる方法

「大数の法則」という考え方に基づいて作られた式を使えば簡単に求めることができます。
先人の知恵は偉大ですね。
ここでは式の紹介しかしないので、詳しい導出方法などが気になる方は「勝率 試行回数」
とかでweb検索してください。詳しい説明がすぐ出てきます。

その式とは、

n=試行回数 z=(今回は危険率5%で1.96) k=確率分母(分子を1とした時の分母の値) r=誤差
※危険率=計算を間違える確率
とした時

試行回数n = 1.96^2 × ( 確率分母k – 1 ) ÷ 誤差r^2

です。
一見難しいですが、やってみると簡単です。
具体的に数字を入れてやってみましょう。

勝率80%のロジックがあったとします。確率分母kは
80/100 = 1/1.25
なので、k=1.25です。
誤差rは5%とします。(誤差の詳しい意味については後述)
この時試行回数nは

n=1.96^2 × (1.25 – 1) ÷ (0.05)^2 = 384

つまり、そのロジックが75~85%(誤差5%)の範囲の勝率であると言えるためには、取引回数が384回必要ということです。

言い換えると、「384回以上の取引の結果、勝率80%になったなら、大体信頼できる(誤差5%以内)ものである」ということです。

 

※勝率がいいけど取引回数が少ないものは当てにするなと言っているわけではありません。
そのようなロジックの中には勝てるものもあれば使い物にならないものも混ざっているかもしれないということを意識しましょう。

 

まとめ

今回はネット上のキラキラ輝いて見える「戦績」が、本当に信頼できるものかどうかを、「勝率」に焦点を当てて判断する方法を述べました。

FXバイナリーともに、「勝率」のみで判断するのはやめたほうがいいですね。

とくに試行回数の考え方はものすごく大事だと思いますので、皆さんも意識してみてください。